マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ第3巻
完璧な練習法
ピーター・コラッジオ作
(株)ショパン
「正しい練習法」
- 精密で正確なリズムを保ち(メトロノームは有能な助手)、間違えないで確実に弾ける速さで弾く。
ショパンやドビュッシーのような偉大な作曲家たちもメトロノームを新しい曲を習うときの手助けに使っていた。 - 小さいセクションに区切って練習する。
曲を小さく分けて噛み砕きながら、短時間の練習を数多くして音楽を消化する。 - 自分の手に合い音楽的にも良い指使いを決めてそれをきちんと実行する。
指使いを決めるのは曲によっては何日もかかる、とても時間がかかる作業である。 けれど、セクションに分けて指使いをふっていくとその曲の全体の設計や形式がわかってくる。 - そして何度も繰り返し、音楽を創造すること。
まず最初に自分がどんな風に弾きたいのかを決めてから弾く。 - あなたのクリエイティブな創造力を使い、弾くたびに一段とすばらしくしていくこと。
弾いては聴くという風に自分が今弾いた所を評価し、それをさらに音楽的に自然に弾くにはどうしたらいいのかを考える時間を持つ。
(2007年9月練習カレンダーより抜粋)