「毎日60分以上」というような時間を目安にした練習習慣がおすすめです。
「エビングハウスの忘却曲線」で知られるように、練習と練習の間隔を少なくすることで、練習効果は向上します。1日あたりの練習を数回に分けて行うことも集中力を維持することができ、練習効果をあげる良い方法です。
初級者の方は、読譜など新しく学ぶスキルが多いので、間隔を開けずに1ヶ月1000分以上の練習時間を目指しましょう。
上級者の方は、長大な作品に取り組むことが増えますので、1回あたりの練習時間は数時間に及ぶことになるかと思いますが、ピアノに向かう練習は必ずしも毎日でなくても良いかと思います。ご自身の生活に合わせた練習プログラムで取り組まれては如何でしょうか?
今日の60分間で、この曲をどのように練習するのかという目的を決めて取り組みましょう。仕上げの段階に達する前に「暗譜で間違えずに弾く」ことを目標とすると、慎重に無難に曲を再現することに気をとられてしまいがちです。自然体で表現豊かに演奏する力をつけるために、先ずは楽譜を徹底的に読み込む練習を大切にしましょう。
スタジオでは、練習時間のランキングを毎月発表しています。
お子様から社会人の方まで、ご自身の練習習慣作りのモチベーションにぜひご活用下さい。